第3回 電気にまつわるエトセトラ「高圧について」

キュービクル回避の担当、丸山です。(国家資格:第二種電気工事士)
こちらでは、「電気」に関係するお役立ち情報を伝えていきたいと思います!

第1回、第2回は「低圧」についてご紹介しました。今回は、「高圧」について取り上げたいと思います。

高圧とは?

前回のおさらいです。
電気の種類は大きく分けると3種類、特別高圧と高圧と低圧に分かれています。(第1回の記事を見る

高圧と低圧の一番の違いは、受電する電圧です。
高圧は6,000V以上、特別高圧は20,000V以上での受電になります。

高圧の特徴は?

高圧も特別高圧も、受電する際は、6,000V以上になるが、建物内で利用する設備は100V電源と200V電源になるため、高い電圧を利用する設備で使える電圧に変換する機械を収めた設備を用意する必要があります。
これをキュービクルといいます。

キュービクルを設置することで、高い電圧の電気を受電すること、容量の大きな契約を安全に利用することができます。

【高圧】
契約容量:50kW~2,000kW
※目安―受電電圧:6,600V
【特別高圧】
契約容量:2,000kW以上
受電電圧:20,000V以上

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キュービクル設置に関して

キュービクルを設置するためには、容量や設置場所によって異なりますが、数百万~数千万円の高額な設置費用がかかります。

キュービクル設定後について

キュービクル設置後、高圧受電の契約をする際には、定期的な点検が義務づけられているため、月に一度もしくは隔月の点検と年次点検を専任の電気主任技術者に依頼する必要がります。

毎月の電気料金は?

高圧契約の基本料金は、低圧の動力より高く使用料金単価低圧の動力より安く設定されています。

契約容量が50kWを超えるところは、キュービクルを設置しないと受電ができません。契約容量が大きい場合は、キュービクルの費用も考えなければなりません。

次回は低圧受電での電気の基本料金についてご紹介したいと思います。

キュービクルの設置にお悩みの方、何でもお気軽にご相談ください!