店舗が入るテナントビルにキュービクルがある場合、自分で何かする必要ある?
「自分のお店はビルに入ってるからキュービクルは関係ないよね?」
そう思いがちですが、実は全く無関係とは言い切れません。店舗側にも知っておくべき点検や契約のポイントがあります。
本記事では、テナント入居者としての注意点を解説します。
基本の管理責任は誰にある?
- テナントビルのキュービクルは原則、ビルオーナーや管理会社の所有物です。
- 高圧契約や保守・点検はオーナー側の責任で行われます。
- 店舗単独で勝手に触ったり改造することはNG。
テナント側が確認すべきことは?
自分の契約電力はどこまで?
- テナント契約が高圧か低圧かで異なる
- 高圧一括受電でビルがまとめて契約し、各テナントに分電されている場合が多い
設備点検スケジュールを把握
- 年次点検や停電作業の日程を共有してもらう
- 営業中の停電リスクを事前に把握する
追加機器を設置するとき
- 厨房機器や空調機を増設すると、契約容量を超える可能性あり
- 必ず管理会社に相談し、容量確認をすること
トラブル発生時の対応
- 漏電や停電が起きたら、管理会社にすぐ連絡
- 自分でブレーカーを操作せず、ビルの電気主任技術者に確認してもらう
- 供給点での問題か、自店舗内の問題かを切り分けるのが大切
契約上の注意点
- 賃貸借契約書に電気設備の管理責任分担が明記されているか確認
- 修繕義務や原状回復時の取り扱いを把握
- 一括受電契約の場合、電力会社と直接契約できないケースもある
こんな点も見落としがち
- 自店舗の分電盤の位置とブレーカーの種類を把握しておく
- 万が一の保険(火災保険・PL保険)で設備トラブルに備える
- 害虫やホコリで漏電を起こさないよう清掃を徹底する
まとめ
テナントだからといって「完全にお任せ」ではなく、自分のお店の電力事情を正しく知ることがトラブル防止の第一歩です。
「誰がどこまで責任を持つのか」
「停電や増設の際に何が必要か」
こうした知識をオーナー側と共有し、安心してお店を運営しましょう。
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