もしキュービクルに異常が出たら誰に連絡すべき?
「キュービクルから変な音がする!」「警報が鳴ったけどどうすれば?」
高圧受電設備に異常が出たとき、誰に連絡するのが正解か知っていますか?
感電・火災・停電を防ぐためには、自己判断での復旧は絶対に避け、適切な順序で対応することが大切です。本記事では、緊急時の連絡先と初期対応の流れを整理します。
まず確認すべきポイント
- 異音(ジジジ…、ガタガタ…)や異臭、焦げ臭いにおいがないか
- 警報ランプや表示に異常が出ていないか
- 周囲に煙や火花が出ていないか
「おかしい」と感じたら、まず近づかず安全を確保しましょう。
連絡すべき相手は誰?
電気主任技術者(専任または外部委託)
異常発生時は、主任技術者が一次対応の指揮を取ります。
保守点検業者
復旧や部品交換、応急修理を担当。
電力会社
供給停止が必要な場合(漏電・火災の恐れがあるときなど)は、速やかに連絡して送電を止めてもらいます。
連絡順の基本フロー例
STEP
作業員・従業員の安全を確保し、該当エリアに立ち入らせない
STEP
電気主任技術者へ連絡
STEP
保守点検業者と連携し現地確認
STEP
必要に応じて電力会社に連絡し供給停止を依頼
STEP
火災の疑いがあれば即119番通報
異常時にやってはいけないこと
- 何もわからないままキュービクル内部を開ける
- 無理にブレーカーを操作して復旧しようとする
- 異常を放置して営業を続ける
事前に連絡先をまとめておく
トラブル時に慌てないように
- 電気主任技術者の携帯番号
- 保守業者の24時間対応窓口
- 電力会社の緊急窓口番号
- 火災保険・設備保険の連絡先
これらを掲示板やマニュアルにまとめ、全従業員が確認できるようにしておくことが大切です。
復旧後にすべきこと
- 原因を明確にする(経年劣化か施工不良か)
- 必要なら設備更新を検討
- 火災保険・設備保険の適用範囲を確認
- 報告書を作成して再発防止に活かす
まとめ
キュービクルは便利で頼れる設備ですが、異常が起きたときの対応を誤ると事故や大損害につながります。
「慌てず、近づかず、専門家にすぐ相談」これが最大の防御策です。
緊急連絡先と初期対応マニュアルを今一度見直しておきましょう。
キュービクルの設置に迷ったらまずは当社にお問い合わせください!