仕様変更特設ページ

2026年法改正による仕様変更により
キュービクルの価格も大きさ重さも約1.5倍以上に！

※参考値

価格は約1.5倍以上

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かかる費用はおよそ
60万円!!

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横幅＋重量が大きく増加

スペース不足、床の補強

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キュービクル回避とは？

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法改正によるキュービクルの仕様変更とは？

使用変更の背景

日本では「省エネ法」（エネルギーの使用の合理化等に関する法律）に基づき、エネルギー消費効率の高い機器を普及させるためトップランナー制度がある。変圧器（いわゆるトランス）は、送電‐配電ロスや電力の無駄に大きく関わる装置であり、省エネ改善の対象になります。

主な変更点（2026年度から）

項目	変更内容
新基準の名称・適用時期	「トップランナー変圧器第三次判断基準（2026基準）」が適用開始。省エネ基準告示が2023年10月に公布され、2026年度を目標年とする。
適用範囲	定格一次電圧が600Vを超え、7,000V以下の交流変圧器（主に事業用変圧器）が対象。油入・モールドタイプを含む。
区分の細分化	種別（油入・モールド）、相数（単相・三相）、定格周波数（50Hz／60Hz）、定格容量、仕様（標準仕様／準標準仕様）という5要素で“全24区分”とする。
省エネ性能（基準値）の強化	2019年度実績に比べ「全損失」が平均で約11.4%の改善を目指す。目標基準値は、容量や種類ごとに、定数式で定められている。
現行品の出荷停止スケジュール	第二次トップランナー変圧器（2014年基準適合品）の販売／受注が段階的に終了する。例えば、メーカーや販売店で「現基準品」の受注締切・出荷終了の時期が発表されている。

キュービクル設備への影響

１．変圧器本体のサイズ・重量の増加
省エネ性能を上げるため、鉄心材料や巻線の改良、損失低減対策が強化されるために変圧器が大きく・重くなる可能性があります。場合によっては、既存のキュービクルの筐体に収まらないことがあります。
２．キュービクルの筐体・設置スペース・基礎の見直し
サイズが大きくなると、設置場所のスペース確保や基礎構造（床・地面）を補強する必要が生じることがあります。工事コストが上がる可能性あり。
３．コストの増加
省エネ性能の向上に伴い、材料コスト・製造コストが上がるため、「旧基準品」に比べ価格が1.5～1.8倍になるという見込みも出ています。
４．更新・交換のタイミングの前倒しの検討
古い変圧器（たとえば耐用年数を経過したもの）は、早めに更新することで省エネメリットが大きくなるため、計画的な更新が推奨されています。
５．販売・受注の締切がある
現行品（第二次基準の変圧器）の受注や販売終了の期限が設定されており、駆け込み需要の可能性。

注意点

新基準品が既設の物理的な空間に収まらない場合、設置場所の変更や筐体サイズの拡大という追加費用が発生する。
初期投資コストは上がるが、運用時の電力損失が低下するため、長期的なコスト削減は見込まれる。
工事・解体時の対応や手続き（例えばPCB含有のチェックなど）も確認が必要。

※旧基準モデルと新基準モデルでの比較

項目	旧基準モデル（2014年）	新基準モデル（2026年）
変圧器効率	現行効率	さらに効率化
横幅	約1,000mm	約1,600mm
高さ	約2,000mm	約2,000mm
奥行	約1,000mm前後	約1,000～1,200mm
重量	約1600kg	約2,400kg
本体価格	例：300～450万円	例：450～600万円
工事への影響	搬入・基礎工事は比較的容易	工事費増加搬入スペース拡大、基礎補強クレーン手配が必要な場合あり