キュービクル回避の担当、丸山です。(国家資格:第二種電気工事士)
こちらでは、「電気」に関係するお役立ち情報を伝えていきたいと思います!
今回は、以前にもご紹介した「再生可能エネルギー発電賦課金とは?」の第2弾です。前回は、再生可能エネルギーの特徴や重要性など基礎的なことでしたが、今回もその続きをお届けします。
「再生可能エネルギー発電賦課金とは?」はこちら
再生可能エネルギー発電賦課金の単価の推移
電気代値上がりの要因の一つである「再生可能エネルギー発電賦課金」ですが、2012年開始からどれくらいの単価で推移してきたのか下のグラフをご覧ください。
グラフを見ると毎年のように単価が上昇しているのがお分かりいただけと思います。
では、なぜ単価が毎年のように上昇していいっているのでしょうか?
単価の値上がりの理由とは?
①固定価格買取制度(FIT制度)の対象となる再生可能エネルギーの導入が進んでいるため、電力会社が買い取る再生可能エネルギーの量が増え、その分負担額が増大しています。
②再生可能エネルギーの市場価格が低下しているため、固定価格買取制度で買い取った再生可能エネルギーを売却する際の取引価格が買取価格より安くなる差額を再生可能エネルギー発電賦課金で補填する必要が増えています。
再生可能エネルギーの導入が進んでいるのは良いことですが、その分負担も増えているということですね…
再生可能エネルギーの普及率
そもそも日本ではどれくらい再生可能エネルギーの導入が進んでいるのか?というと、日本の再生可能エネルギー比率は2021年度実績で、約20.3%です。
再生可能エネルギー発電設備容量は世界第6位で、太陽光発電は世界第3位です。
国土面積あたりの日本の太陽光導入容量は、主要国の中で最大級です。
日本の再生可能エネルギーによる発電の割合は、主要国と比較すると相対的に低く、化石燃料への依存度が高い状況です。2030年度には36~38%への引き上げ目標としており、さらなる再生可能エネルギーの導入が求められています・
再生可能エネルギーの導入が進んでいるとはいえ、まだまだ普及率は低く化石燃料に依存している状況ですね。
再生可能エネルギーの普及率が低い理由
日本の再生可能エネルギー市場が世界に比べて未熟であるということが理由として挙げられます。
再生可能エネルギー市場が発展していないので、設備の需要や生産量が少ないです。そのため、製造コストが高くなっています。また、日本の地理、天候的に安定した電気供給に課題があるため開発コストがかかってしまうことも理由の1つと言われています。
実際日本の再生可能エネルギーにおける発電コストは、海外の1.5倍から2倍もかかっていると言われています。
1つ1つ課題をクリアにしていき、海外のように普及していけるようにする必要がありますね。
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