キュービクル回避の担当、丸山です。(国家資格:第二種電気工事士)
こちらでは、「電気」に関係するお役立ち情報を伝えていきたいと思います!
ブレーカー落ちの原因は?
第11回の記事でもお話しましたが、ブレーカー落ちの原因は使い過ぎと漏電とショートの3つの原因があります。
まずは、使いすぎた時の原因と復旧方法から説明します。
使い過ぎ?
ブレーカーには過負荷保護(電気を流しすぎないため)の機能がついており、契約容量や想定容量を超える電流が流れるとブレーカーが遮断します。流せる電流は設置してあるブレーカー容量で変わります。
▼通常はON
▼ブレーカーが落ちるとOFF
復旧方法は?
使い過ぎによる、ブレーカー落ちの復旧方法は、OFFになったブレーカーのつまみを上げて、ONにするだけです。頻繁にブレーカー落ちが発生する場合は電気工事店に相談して、ブレーカー容量を大きくする必要がある場合もあります。
漏電?
ブレーカーにより、漏電機能がついているブレーカーがあり、漏電を感知すると遮断します。漏電は本来通るべきルートから漏れることで起こる現象になります。原因は多岐に渡り、電線の劣化や損傷、水漏れ、アースの誤った使用などがあげられます漏電でのブレーカー落ちの場合は使い過ぎによるブレーカー落ちとは原因も復旧方法もも異なります。
復旧方法は?
①漏電表示ボタンを押す
②ブレーカーをOFFまでしっかり下げる
③ブレーカーをONにする
上記の①~③の手順で復旧は可能ですが、漏電が解消していないと再度漏電機能が働きます。
その場合は漏電の特定が必要になります。
漏電箇所の特定方法は?
①漏電表示ボタンを押す
②ブレーカーをOFFまでしっかり下げる
③漏電ブレーカー2次側に接続されているブレーカーを全てOFFにする
④ブレーカーをONにする
⑤漏電ブレーカーの2次側に接続されているブレーカーを1個づつONにし、ブレーカーをONにした時に漏電ブレーカーが落ちた場合、原因の回路が特定できる。
漏電箇所が特定できた場合は、原因になる箇所の専門家に相談してください。
機器ならメーカー様、電気配線に問題があるなら電気工事店様になります。
また、特定ができない場合は電力会社様もしくは電気工事店様に連絡することをオススメします。
火災の原因にもなるので、電気のトラブルは原因が分からない場合は専門家に相談することをオススメします。
お読みいただきありがとうございました!次回は発電について取り上げたいと思います。
キュービクルの設置にお悩みの方、何でもお気軽にご相談ください!