第8回 電気にまつわるエトセトラ「電灯100Vの削減方法“使用料金(電力会社の切替え)」

キュービクル回避の担当、丸山です。(国家資格:第二種電気工事士)
こちらでは、「電気」に関係するお役立ち情報を伝えていきたいと思います!

今回は電灯100Vの「使用料金」の削減方法についてです。

【電気料金の仕組み】

基本料金使用料金
月の電気代

今回のポイントは、「電力会社を切り替えよう!」です。
2016年4月から始まった「電力の自由化」に伴い、自分で電力会社を選べるようになりました。
そのおかげで切り替えるだけで安くできるようになりました。ただし自分に合った電力会社をしっかりと見極める必要があります。

電力会社を切り替えるとは?

2016年4月以前は、お住まいのエリアで契約する電力会社は限定されていましたが、2016年4月以降は、「電力の自由化」になり、新規参入した電力会社、いわゆる「新電力会社」を含めて契約することができるようになりました。
2023年10月時点で新電力会社の数は約700社ほどあると言われています。

電力会社の選択

電力会社によって、様々なセールスポイントがあります。
例えば、A社なら大手電力会社なので「信頼感」という強みがあります。
B社なら魅力的な「特典やサービス」が充実しています。C社なら特典やサービスはないが「電気使用量単価が1番安い」ので1番電気代を削減するこができます。

電力会社A社
大手電力会社
B社
新電力会社
C社
新電力会社
基本料金300円280円280円
使用量単価25円/kwh23円/kwh21円/kwh
特典・サービス
キャンペーン
ガス契約とセットで
6か月間基本料金無料
○○ポイント5,000P贈呈!
さらに今なら旅行券1万円分贈呈
無し
※上記の比較図はあくまで参考例です。

「特典がいいB社にしよう!」
「安心できるA社も良いし、1円でも電気代を安くしたいからC社も魅力的…」

迷いますよね。何を重要視するか考える良い機会だと思いますので、じっくりと自分にあった電力会社を選ぶようにしましょう。

電力会社選びの注意点

下図を見ると、A社の方が使用量単価は圧倒的に安いです。そこだけ比較すると、A社を選択してしまいがちだが、燃料調整単価を見るとB社の方が安いです。結果どちらが安いかというとB社になります。

電力会社A社B社
A 使用量単価27.12円38.85円
B 燃料調整単価1.79円-12.47円
A + B28.91円26.33円
判定高い安い
※上記の比較図はあくまで参考例です。

燃料費調整額(原価調整費)とは

発電コスト(原油価格や液化天然ガス価格や輸送費など)から算出される、月々の平均単価により毎月変動する調整額になります。「+」にも「-」にもなります。

燃料調整費単価は、毎月変動する為、過去の単価も確認の上判断することをオススメします!


お読みいただきありがとうございました!それでは次回も削減方法についてお届けしたいと思います。

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