第7回 電気にまつわるエトセトラ「低圧契約での使用料金」

キュービクル回避の担当、丸山です。(国家資格:第二種電気工事士)
こちらでは、「電気」に関係するお役立ち情報を伝えていきたいと思います!

低圧の使用料金とは?

今回は、電気料金の中の使用料金についてお話します。電気料金は基本料金と使用料金に分けられています。

【電気料金の仕組み】

基本料金使用料金
月の電気代

低圧200Vは使用量単価が安くて、100Vは使用量単価が高いです。
どれくらい違うかは、電力会社によって違いがありますが、200Vは1Kwh全国平均で約22円で100Vは1Kwh全国平均で約32円ほどです。

使用料金とは?

使用料金
【使用量単価×使用量】+【燃料費調整額(原価調整費)×使用量】+【再エネ発電賦課金×使用量】
※ここでは、資料料金といっても、使用量料金と燃料費調整額と再エネ発電賦課金を足したものを使用料金と言っています。

使用量

使った電気(消費電力量)をkwhという単位で記載されます。

kwh(キロワットアワー)=1時間あたりの消費電力

使用量単価

各電力会社により異なりますが、1kwhを利用するごとに必要な金額になります。

燃料費調整額(原価調整費)

発電コスト(原油価格や液化天然ガスかっかうや輸送費など)から算出される月々の平均単価により毎月変動する調整額です。+にも-にもなります。

再エネ発電賦課金

再生エネルギーの買取に必要とする費用を電気を利用する人に全国一律で使用量に応じて賦課金を負担してもらうものです。
(正式名称:再生可能エネルギー発電促進賦課金)
毎年3月下旬ごろにその年の5月から翌年4月までに賦課金が決められます。2023年5月~2024年4月の再エネ発電賦課金は1.4円/kwhになっております。

※再エネ発電賦課金は再生可能エネルギー発電を促進するために設計された制度のため、賦課金は電力会社から国へ納付されるため、電気代とは別になります。

毎月の電気料金明細を確認すると、今回お話した内容毎の金額が表記されていると思います。
一度自分がどれだけ電気代を支払っているかを確認すると良いと思います。そうすれば、削減方法も検討できます。

お読みいただきありがとうございました!

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