第35回 電気にまつわるエトセトラ「電気業界ニュース5」

キュービクル回避の担当、丸山です。(国家資格:第二種電気工事士)
こちらでは、「電気」に関係するお役立ち情報を伝えていきたいと思います!

今回は、「エンジン車から電動車に変わるまでの課題」をお伝えします。
電動車とは、車両の動力に電気を使う車のことです。
ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、水素燃料電池車など様々な種類があります。
2030年代半ばには、日本の新車はすべて電動車になり、CO2排出を減らす政策が進行中です。
ただし、全車両が電動になるまでには時間がかかる見込みです。そこで、エンジン車のCO2排出を削減するめの新しい燃料の研究が急速に進んでいます。

脱炭素を目指し、合成燃料の開発が進む

ガソリンに代わる燃料として、「合成燃料」の開発が進められています。
ユニークなのは、原料がCO2で、これは「e-fuel」とも呼ばれ、排出されたCO2を回収して再利用する「カーボンリサイクル」のひとつです。
実際には、合成燃料も燃焼時にCO2を排出しますが、回収したCO2を使用しているため、「差し引きゼロ」として扱われます。エンジン車でも合成燃料を使用すると、CO2排出がゼロになります。
合成燃料は製造から使用まで全体で見て「大気中のCO2を増やさない燃料」なんです。
つまり「カーボンニュートラル」な燃料なのです。

合成燃料は、二酸化炭素(CO2)と水素(H2)からつくられる

合成燃料の原料は、発電所や工場などから排出された二酸化炭素(CO2)と再生可能エネルギーでつくられた「グリーン水素」です。
これらの水素と二酸化炭素(CO2)は尽きる心配がない資源でサステナブル(サステナブル=持続可能、ずっと続けていける)に製造ができます。さらに、有害物質が少ないため、燃焼時にもクリーンな燃料といえます。
これならガソリン車でも安心ですね。


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