第24回 電気にまつわるエトセトラ「電化製品別の削減方法~洗濯機編」

キュービクル回避の担当、丸山です。(国家資格:第二種電気工事士)
こちらでは、「電気」に関係するお役立ち情報を伝えていきたいと思います!

前回は「冷蔵庫」の話をしましたが、今回は「洗濯機」についてお話します。

洗濯機の電気代削減方法

洗濯機の電気代はどれくらい?

洗濯機には色々種類がありますが、今回は縦型洗濯機とドラム式洗濯機で比較したいと思います。
電気代を算出する方法は下図の通り求めらます。

電気代=消費電力量(WH)÷1000×料金単価(円/kWh)31円/kWh
※料金単価(円/kWh)…地域や電力会社などで変動しますが、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会は
料金単価の目安として「電力1kWhあたり31円(税込)」と定められています。

まずは縦型洗濯機からです。
下図は「洗濯時」「乾燥時」「洗濯時+乾燥時」に分けて算出しています。下図の通り乾燥機能を使用すると一気に消費電力量が増え、電気代が増えてしまいます。乾燥機能を使用せず、自然乾燥すると電気代は抑えられます。

洗濯時乾燥時洗濯時

乾燥時
消費電力量約98Wh約2,290Wh約2,388Wh
1回あたりの電気代目安約1.52円約141.98円約143.5円
※参考資料:パナソニック株式会社「ドラム式と縦型 電気代・水道代の違い」

続いてドラム式洗濯機の場合だと、まず「洗濯時」の電気代が縦型洗濯機と比較すると、「0.47円」安くなっています。
さたに「乾燥時」「洗濯+乾燥時」ともにドラム式洗濯機の方が安くなることが分かります。

洗濯時乾燥時洗濯+乾燥時
標準モード省エネモード標準モード省エネモード
消費電力量約68Wh約890Wh約620Wh約958Wh約688Wh
1回あたりの
電気代
約1.05円約55.18円約38.44円約56.23円約39.49円
※参考資料:パナソニック株式会社「ドラム式と縦型 電気代・水道代の違い」

なお、洗濯機には水道代も併せてかかります。その水道代もドラム式洗濯機の方が抑えられるとされています。
ただし、本体価格はドラム式洗濯機の方が縦型洗濯機よりも高い傾向にあるので、初期費用が比較的安価な傾向にある縦型洗濯機を選ぶか長い目でみるとランニングコストが抑えられるドラム式洗濯機を選ぶかは、ご自身にあったものをそれぞれ選ぶと良いでしょう。

洗濯機の寿命

メーカーにもよりますが、一般的に洗濯機の寿命は長くて6~8年程と言われています。
しかし、実際は10年以上も使用されている方も多いです。使い方によっては長く使えるかもしれませんが、カビやゴミ詰まりなどがあるため、定期的にメンテナンスすることをオススメします。
洗濯機は1日1回の使用目的として製造されているため、複数回使用すると寿命も短くなりますのでご注意ください。

10年以上前と最新との比較

家電製品は年々進化を遂げておりますが、洗濯機も色々な機能が搭載され10年以上前と比較すると格段に進化を遂げています。電気代もそれに伴って抑えられている傾向にあります。
実は、「洗濯機」だけならそこまで電気代を使用するのは、実は「乾燥機」です。古い乾燥機ほど電気代は高くなります。乾燥機を多く使用する方は最新式の洗濯機に買い替える検討をするのも良いと思います。


お読みいただきありがとうございました!
次回も洗濯機の削減方法についてお届けします。

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