第11回 電気にまつわるエトセトラ「ブレーカー落ち」

キュービクル回避の担当、丸山です。(国家資格:第二種電気工事士)
こちらでは、「電気」に関係するお役立ち情報を伝えていきたいと思います!

今回は電気にまつわる「ブレーカー落ち」について、取り上げたいと思います。

ブレーカー落ちの原因は?

第10回の記事でも少し言及しましたが、ブレーカーが落ちる原因はたくさんあります。

ブレーカーって何?

ブレーカーとは、電気の安全装置の一つで、電気回路に異常が発生した場合に自動的に電気を遮断する役割を果たします。

過負荷保護(電気を流し過ぎないため)電力会社と契約している電気の大きさを管理しているのが、主開閉器(アンペアブレーカー)です。建物全体で使用される電気の大きさを確認しながら、一定以上の電気が同時に使用された時に落ちます。これにより、電位の使い過ぎを防ぎます。

漏電保護(電気が漏れての事故を防ぐため)建物の中で漏電している場合に、漏電ブレーカーが落ちます。
厨房機器や電化製品の故障や配線などの破損によって、電気が漏れてしまうことがあります。
これを漏電といい、感電や火災が起こってしまう危険もあります。
漏電ブレーカーは、このような漏電を検知し、電気を遮断することで感電や火災を防ぎます。

ショート回路保護(電気が漏れての事故を防ぐため)ブレーカーは、電線やコードやショート(短絡)した時に非常に重要な役割を果たします。電気の配線は電気を通す同線などの導体を電気を通さないビニールなどの絶縁体で包んだ形になっています。
電気が決められた道順(回路)を通らずに、裸の同線と同線が接触した部分を近道することがあり、これを短絡(ショート)といいます。
短絡が起きると、電気回路の抵抗がほとんどゼロになり、非常に大きな電流が流れて火災を起こす原因になるなど非常に危険です。
そのため、ブレーカーは短絡が発生した時に電流を遮断し、電気火災を防ぎます。

このようにブレーカー落ちにも色々原因があります。
次回は原因と要因をさらに深堀したいと思います!


お読みいただきありがとうございました!

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