キュービクルのサイズって決まってるの?
「うちの敷地にキュービクル置ける?」「大きさは決まってるの?」
飲食店や工場、店舗の開業時に気になるのがキュービクルの大きさです。実は規格品ではなく、容量や設置条件によって形状もサイズも変わります。本記事では、キュービクルのサイズが決まる仕組みと計画のポイントを解説します。
キュービクルのサイズ、基本は“オーダーメイド”
- 工場出荷品も多いが、内部の機器構成で外形が変わる
- 主な構成要素:遮断器、トランス、計器盤、避雷器など
- 必要な容量(kVA)と将来の拡張性を見込んで設計する
一般的なサイズ感
例)
- 50kVAクラス:幅1.2m×奥行1.0m×高さ1.5m
- 200kVAクラス:幅2.0m×奥行1.5m×高さ2.0m
- 500kVA以上:複数台に分割して設置することも
容量が大きくなるほど内部機器が増えるため、必然的に筐体も大きくなります。
法令上の設置スペース確保
- 電気設備技術基準で点検作業ができるスペース確保が義務
- 前面1.2〜1.5m、側面0.6m以上が目安
- 屋外の場合はフェンスなど安全柵も含めてレイアウト
大きさは屋内と屋外で変わる?
- 屋内設置:建物の構造に合わせてコンパクト設計にする場合も
- 屋外設置:耐候性を確保するため筐体が分厚くなる
- ビル屋上設置は耐荷重の確認が必要
将来の拡張を考える
- 初期導入時に余裕をもたせておくと増設しやすい
- 業種によっては厨房機器や空調の増設で容量不足になりがち
- 更新や移設を視野に入れた基礎工事設計もポイント
サイズに関する誤解
- 「小さいほどいい」 → 点検性が悪化し、作業効率が下がる
- 「大型の方が安心」 → 無駄に設置コストがかかるだけ
⇒“適正サイズ”を選ぶことが重要です。
業者との打ち合わせのコツ
- 店舗のピーク使用電力を正確に把握する
- 将来の増設予定を伝える
- 設置場所の排水、風通し、アクセス性を確認
- 近隣住宅との距離や景観にも配慮する
まとめ
キュービクルのサイズは固定ではなく、事業内容や将来計画に合わせて決めるオーダーメイド設備です。
「どのくらいのスペースが必要か」を早い段階で把握し、余裕を持った設置計画を立てることが、長期的なトラブル防止とコスト管理につながります。
キュービクルの設置に迷ったらまずは当社にお問い合わせください!