第44回 電気にまつわるエトセトラ「有機系太陽電池」

キュービクル回避の担当、丸山です。(国家資格:第二種電気工事士)
こちらでは、「電気」に関係するお役立ち情報を伝えていきたいと思います!

前回は化合物太陽電池について掘り下げたので、別の種類を今回は掘り下げたいと思います。
電気業界ニュースでも話題に上がっている「有機系太陽電池」についてです。

有機系太陽電池とは?

有機系電池は、有機物を材料と使用する太陽電池です。

製造コストの低い太陽電池

一般的なシリコン系太陽電池とは異なり、有機化合物を用いることで、製造コストを抑えやすく、柔軟性や軽量性を持たせることもできる太陽電池です。

主な種類

1.有機薄膜太陽電池
【特徴】
薄型で軽量、局面に設置可能
【変換効率】
現在は約15%前後
【メリット】
製造コストが低く、大量生産が可能
【デメリット】
耐久性や寿命に課題がある
2.色素増感太陽電池
【特徴】
植物の光合成に似た仕組みで発電
【変換効率】
15%程度
【メリット】
製造が簡単で材料が安価
【デメリット】
高価な金属を使用することがある

有機太陽電池は、将来的に市場に大きなインパクトを与える可能性を持っています。
現在も研究が進められています。
太陽電池は色々な種類があり、特徴も様々です。
今後も新しい開発や発見等で今よりも進歩していくと思います。
他にも、「量子ドット型太陽電池」というのがあります。次回はそちらについて取り上げたいと思います。

一覧はこちら→電気お役立ち情報

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