どうやって回避するの?
どうやって回避するの?
電子ブレーカーで回避します
electronic breaker
①
設備の電力合計が50kW以上の店舗や施設は高圧受電契約でキュービクルが必要
②
設備の詳細を診断し、どのくらいまで電力が下げられるか判定
③
電子ブレーカーで50kWに下回らせると低圧受電の契約に変わる
キュービクル回避
一般的に電気供給契約が50kWを超えるとキュービクル設置が義務付けられ、低圧受電から高圧受電に切り替わります。50kW以上の電気供給を「電子ブレーカー」で50kW以下に下回らせることで、電力会社とキュービクルなしの低圧受電契約が可能になります。
1.電子ブレーカーとは?
まず、ブレーカー(配線遮断装置)とは、許容範囲の電力が流れた時に、それを検知して電流を遮断する装置のことです。遮断することで設備を保護します。「どれだけ電流が流れたら何分以内に遮断する」という基準がJIS規格で決められています。
その中で電子ブレーカーはCPUによって電流量を計測してJIS規格通りに動作するように制御する装置です。
※CPU=Central Processing Unit(中央演算処理装置)の略。
通常のブレーカーは、通電によって引き起こされる金属の湾曲によって電流を遮断します。
遮断するタイミングが外気温などの影響を受けるため、正確に計測し遮断することは難しいです。
この外気温など影響されずにCPUを搭載し、正確に制御できるようにしたのが「電子ブレーカー」です。
- 電子式電流検出(3線最大検出)デジタル動作によりトリップ誤差ほぼナシ
- システムが自動制御し、JIS規格の最大許容範囲まで使用可能
- 液晶表示による見える化
- サイズの小型化によりスリムで設置場所に困らない
- トリップ記録の保持機能
電子ブレーカーが「怪しい」と言われる理由は?
電子ブレーカーは、JIS規格や電力会社も認めている製品で、安全性も確かなものです。
電気供給量を減らすことができ、画期的なものですが、「怪しい」「大丈夫?」などの悪評があることは事実です。
悪評の原因は電子ブレーカー業界に電気知識に乏しい代理店が参入し、電子ブレーカーがトリップ(遮断)する事故が多発したことです。
電子ブレーカーの製品自体ではなく、販売する業者に問題があります。悪徳業者が存在することは残念ながら事実です。
適切な販売業者を選択することが重要です。
2.電子ブレーカーのメリット・デメリット
メリット
- 設置費用が安い。
キュービクルは初期費用約300万円+工事費がかかるのに対し、電子ブレーカーは約60万円から設置できます。 - 小型なものなので、設置場所に困らない。
デメリット
- 容量の設定が難しい
- 機械の入れ替わりや使い方の変更でブレーカーが落ちる可能性がある
- 販売業者のいい加減な容量設定によりトリップ(遮断)する事故もある
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