第51回 電気にまつわるエトセトラ「ニッケル水素蓄電池の特徴」

キュービクル回避の担当、丸山です。(国家資格:第二種電気工事士)
こちらでは、「電気」に関係するお役立ち情報を伝えていきたいと思います!

前回までエネルギー補助金について詳しくご紹介しましたが、今回は「ニッケル水素電池の特徴」について、取り上げたいと思います!

ニッケル水素電池とは?

一番身近なところでいうと、デジカメの電池や電動工具の電池として使われています。

ハイブリッド車の電源

ニッケル水素電池(Ni-MH)は、特にハイブリッド(HV)で広く利用されています。
例えば、トヨタのプリウスなどのハイブリッド車は、ニッケル水素電池をエネルギー源として使用しています。

意外と身近で使われている電池ですね。

ニッケル水素電池(NiMH)の特徴

ニッケル水素電池(NiMH)は、再充電可能な二次電池の一種で、正極にニッケル水素化物、負極に水素吸蔵合金を使用しています。

構造と仕組み

正極:ニッケル水素化物(Ni(OH)2)
負極:水素吸蔵合金
電解液:水素化カリウム(KOH)溶液
充電時には水素イオンが負極に異動し、放電時には逆の反応が起こります

メリット

高エネルギー密度:同じサイズのニッケルカドミウム電池(NiCd)よりも多くのエネルギーを蓄えることができます。
環境に優しい:カドミウムを含まないため、環境への影響が少ないです。

デメリット

自己放電率が高い:長期間使用しないと自然に放電してしまうことがあります。
充電/放電率が低い:リチウムイオン電池に比べて効率が低いです。


お読みいただきありがとうございました!

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