キュービクル回避の担当、丸山です。(国家資格:第二種電気工事士)
こちらでは、「電気」に関係するお役立ち情報を伝えていきたいと思います!
今回も前回に引き続きエネルギー補助金についてご紹介したいと思います。
前回、エネルギー補助金の種類に触れましたが、その種類の中の1つ「省エネルギー補助金」についてお届けします!
冷蔵庫や照明などの省エネルギー設備を新しく導入する時に支給される補助金です。
省エネルギー補助金について
省エネルギー補助金は、事業者の省エネ設備・機器の更新費用などの一部を支援する「省エネルギー投資促進・需要構造構造転換支援事業費補助金」と「省エネルギー投資促進支援事業費補助金」の2つの補助金のことを言います。
この2つの補助金は、それぞれ1つの補助金の中でも「申請する設備」によって「工場・事業場型」、「電化・脱炭素燃転型」、「エネルギー需要最適化型」といった事業区分に分けられています。
省エネ補助金事業は、一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)が代表幹事として大日本印刷株式会社との「共同事業体」として執行する補助金事業になります。
2つの補助金について
活用したい省エネの取り組みや導入したい設備によって、申請者が「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業費補助金」か「省エネルギー投資促進支援事業費補助金」のいずれかを選びます。
ケース①
先進的な省エネ設備への入替や工場に合わせた特注品で省エネを図る場合は「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業費補助金」の工場・事業場型を活用し、工場や事業場において、既存の設備からエネルギー消費効率の高い設備への更新を図る
ケース②
化石燃料から電気への転換、より低炭素な燃料への転換等で省エネを図る場合は、「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業費補助金」の電化・脱炭素燃転型を活用する。電化・脱炭素燃転型は省エネ性能が高く、脱炭素を目的として燃料転換を伴う設備更新を行う場合に補助金が活用できます。
ケース③
制御機能付きLED照明や空調など設備単位で省エネを図る場合は、「省エネルギー投資促進支援事業費補助金」の設備単位型を選択し、省エネ性が高い設備に更新する場合に補助金を活用する。
ケース④
エネルギーマネジメントシステムを活用して省エネを図る場合は、どちらの補助金にもあるエネルギー需要最適化型を選択する。エネルギーマネジメントシステム機器を用いて、より効率的に省エネを図る場合に補助金を活用できます。
下図は上記のケース4つをまとめたものになります。
補助金の種類 | タイプ | 主な内容 | 利用可能設備 | ポイント |
支援事業費補助金 | ①省エネルギー投資促進・需要構造転換工場・事業場型 | 先進的省エネ設備への更新 | オーダーメイド型設備 | 先進設備・システム年度の切れ目なく工事継続可能 | 複数年度にわたる更新可
電化・脱炭素 燃転型 | 化石燃料から電気への転換 | 省エネ性能が高い 脱炭素を目的とした燃料転換を伴う設備 | 省エネ性能が高い 脱炭素を目的とした燃料転換 | |
②省エネルギー投資促進支援事業費補助金 | 設備単位型 | 制御機能付きLED照明や空調などの設備単位更新 | LED照明、空調など | 制御機能付き年度の切れ目なく工事継続可能 | 複数年にわたる更新可
①と②両方 | エネルギー需要最適化型 | エネルギーマネジメントシステムを活用して省エネを図る場合 | エネルギーマネジメントシステム機器 | どちらの補助金にも組み合わせて活用可能 補助金活用可 |
省エネ補助金は申請する設備によって色々区分けされています。
お読みいただきありがとうございました!
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